脳梗塞・脳出血後の就労サポート

私たちと一緒に「はたらく日々」をスタートさせてみましょう。

脳梗塞・脳出血後の後遺症によって、職務復帰の困難さや生活ルーティンの乱れにお困りではありませんか?三重県津市の就労支援『ハレノヒ365』では、脳卒中(脳梗塞・脳出血)後の就労サポートを行っています。
 
まずはマイペースに、少しずつ……私たちと一緒に「はたらく日々」をスタートさせてみましょう!

脳卒中(脳梗塞・脳出血)と後遺症

脳卒中(のうそっちゅう)は、ごくカンタンにまとめると脳の血管が詰まったり、破れることで起こる疾患です。血管の状態によって脳梗塞(のうこうそく)や脳出血(のうしゅっけつ)等に分類できます。

  • 脳梗塞:脳の血管が詰まったり狭まることで起こる
  • 脳出血:脳の血管が破れて出血しているケース

脳血管の状態が悪くなると脳細胞に酸素や栄養が行き渡らなくなり、細胞の死滅を引き起こします。そのため、脳や体の働きに異常が起こるのです。

脳梗塞・脳出血は後遺症が残りやすい?

脳梗塞や脳出血は、できるだけ早期に適切な治療を行うことで症状の進行を食い止められます。しかし、治療を行っても発症時の症状が残る「後遺症」や「合併症」が見られやすい疾患として有名です。

脳梗塞・脳出血はその原因によって「心原性脳塞栓症」「アテローム血栓性脳梗塞」「ラクナ梗塞」等に分類できますが、いずれの場合にも後遺症に悩まされる方が多く見られます。

脳梗塞・脳出血の後遺症・合併症例

運動障がい(運動マヒ・片麻痺等)

  • 体の一部(足、腕)が動かない
  • 手指を細かく動かせない・握れない
  • 体のバランスを取ることができない

運動障がいと言うと「体をまったく動かせない」と認識されやすいのですが、実際には「歩けるが走れない」「細かな手作業が難しい」等、その症状の程度は様々です。また、左右の身体バランスを取ることが難しいケースも見られます。

感覚障がい(痺れ・鈍麻)

  • 手先や足が痺れる
  • 痛みを感じにくい
  • 冷たさや熱を感じにくい

運動障がいとは異なり、一見して症状が無いように見えても痺れや痛覚の鈍さ等が残るケースもあります。

高次機能障がい(記憶障がい・失語等)

  • 注意障がい:集中力を保てない。すぐに気が散る
  • 感情の障がい:怒りっぽい、泣きやすい等、感情の管理ができない
  • 記憶障がい:新しい出来事を覚えられない
  • 失語:言葉が出てこない、聞いた言葉の意味が判別できない

高次機能障がいは、物を覚えたり笑ったり喋ったりといった「脳の働き」に問題が起きている状態です。脳の損傷部位によって症状の程度や内容の個人差が大きく見られます。「性格が変わった」と言われてしまう事例も少なくありません。

構音障がい

  • 話がぎこちない
  • 発声が不明瞭になる
  • 話が途切れやすい
  • 息の音が交じる

構音障がい(こうおんしょうがい)とは、カンタンに言うと「舌や唇などの動き」に問題が起きている状態です。上で解説した高次機能障がいの『失語』が「言葉そのものが出てこない(脳の働きに問題が起きている)」状態なのに対して『構音障がい』は「言いたいことはハッキリしているが発声がうまくいかない」状態であると言えます。

例えば「た行」や「ら行」等の発音がうまくいかなくなるといったケースも多く見られます。そのため、周囲の人は言葉が聞き取りにくく、コミュニケーションの齟齬が生まれやすくなります。

脳卒中うつ病

  • 情緒不安定
  • ストレス適応力の低下
  • 不安症状
  • 意欲の低下 等

脳卒中に罹患した患者の40%近くが抑うつ状態に陥るとも言われています。身体面の回復だけでなく、メンタルの回復も重視することが重要です。

脳梗塞後の就労で困っていませんか?

脳梗塞や脳出血の発症後には、医療施設でリハビリを受けることができます。しかし一般的なリハビリがひとまずのゴールとしているのは、原則として「自宅での静養ができる」といった段階です。発症前の状態への復帰を確約したものではありません。

脳梗塞や脳出血のリハビリ終了後も様々な後遺症が残ることで、就労や勤務へのハードルが高く困っている方が大勢いらっしゃいます。

一人で通勤ができない

  • 自動車の運転が不安
  • 満員電車やバスでの通勤が不安

特に片麻痺等の運動障がいが残った場合、自動車の運転や公共機関を使った通勤が難しくなってしまうケースも多く見られます。また高次機能障がいによる注意欠陥で、自分での運転を不安に感じる方もいます。

作業の持続が難しい

  • 集中力が切れやすい
  • なぜかすぐ疲れてしまう
  • イライラしてしまう

脳梗塞・脳出血後には身体を自在にスピーディに動かせないことで、発症前の勤務先で問題が出てしまったケースも多く見られます。また高次機能障がいによる集中力の途切れや注意力の散漫さ等によるミスの発生等で、以前の勤務が持続できなかった方もおられます。

コミュニケーションが難しい

  • 言葉が出てこず話すのが苦痛
  • うまく発声できないのが辛い
  • 聞き返されるのが辛い
  • 周囲と喧嘩してしまう

失語や構音障がいによってスムーズなコミュニケーションが取れず、御本人がストレスフルになる事例は多いです。また、感情の起伏が抑えられず、周囲の人とぶつかってしまったといったケースも見られます。

不安が消えない

  • 周囲からの理解が得られない
  • 自信が消えてしまう
  • やる気が出ない

脳出血や脳梗塞後については、その存在は知っていても、長期化する後遺症について理解をしている人はまだまだ少ないのが現状です。上司や同僚からの理解を得られず辛い思いをしたり、「これから仕事ができないのでは」と不安になって抑うつ状態が続いてしまう人も少なくありません。

ハレノヒ365で「はたらく」をスタート!

「脳梗塞・脳出血の後遺症があるから働けない」と思い込んでいませんか?ハレノヒ365で「はたらく」をスタートさせてみましょう。

送迎サービスで通勤OK

『ハレノヒ365』では、マヒ等によってご自身での通勤が難しい方のために自動車での送迎サービスを用意しています。(送迎範囲は原則として津市内です)

マイカーや公共機関での通勤が不安という方も、送迎があれば安心!また複数の方を同時送迎しませんので、リラックスして通勤時間を過ごせます。

自分に合った仕事を続けられる

『ハレノヒ365』では、着物のお手入れ作業を中心に、パソコン入力(データ入力)や軽作業など、様々なお仕事をご用意しています。お仕事のスタート前には綿密な面談を行い、現在の身体の状態や集中力、体力等に合わせて最適なお仕事をご提案します。

作業で不安な面や要望があれば、ドシドシお申し付けください!可能な限り、一人ひとりに合ったお仕事を続けられるよう努めています。

ノルマ無しだからマイペース

『ハレノヒ365』では、作業にノルマを設けていません。まずは自分が無理なくできるペースで、ゆっくりと、確実に。「できること」をもう一度少しずつ増やしている喜びを感じ、やりがいを得られることを大切にしています。

ハレノヒ365を選ぶメリット

1.理解あるスタッフのしっかりサポート

『ハレノヒ365』では、身体に障がいのある方等、様々なハンディキャップを抱えた方も働いています。ひとりひとりで異なる特性があること、病気の後遺症等で「ニガテ」があることを理解したスタッフがしっかりサポートするので安心です。

2.コミュニケーションで孤独感をクリア

脳出血や脳梗塞を発症された方の中には、社会生活がスムーズに行えなくなり、孤独感を抱えている方も少なくありません。『ハレノヒ365』は「信頼関係を築ける職場」をモットーに、スタッフや利用者同士での丁寧なコミュニケーションを大切にしています。

「はたらくこと」だけでなく、利用者の全員に「自分の居場所はここにある」と感じられ、孤独感が払拭できるような環境作りが目標です。

3.生活のメリハリが再発予防にも

脳出血や脳梗塞が起こる原因には、高血圧の他、飲酒や喫煙習慣、また肥満・メタボリックシンドロームといった生活習慣病が隠れていることもあります。

しかし後遺症等により所謂「引きこもり状態」になった結果、生活の乱れで生活習慣病が悪化したり、ひいては病気の再発に至るケースも見られます。

『ハレノヒ365』での「定期的に働く習慣」の導入が、生活のメリハリを取り戻すきっかけになり、また病気の再発を予防し、今後の健やかな日々の支えにもなることでしょう。

4.日替わりお弁当で栄養バランスも◎

『ハレノヒ365』では食育にも力を入れています。毎日日替わりのお弁当は栄養バランスも考えられており、味も好評です。「はたらくこと」と同時に「食事や休憩の時間」も快適に過ごしていただくことを大切にしています。

脳梗塞・脳出血後の就労サポートについてよくあるご質問

後遺症で「できないこと」が多く、不安です
安心してください!『ハレノヒ365』では、一人一人で異なる特性や苦手分野に合わせて、可能な限り寄り添った環境作りを行っています。
 
まずは後遺症による身体マヒの程度であったり、集中力や記憶力等でご不安な点、コミュニケーション能力面等で「できること」「できないこと」「環境や工夫で解決できること」をハッキリとさせることが大切です。
 
お仕事開始前の面談で詳しくお話していきましょう!きっと「工夫で解決できること」も多いですよ。
早く作業できないのですが大丈夫ですか?
はい、『ハレノヒ365』では作業にノルマを設けず、マイペースに作業していただくことを大切にしています。
 
「後遺症があるからこれしかできなかった」ではなく、まずは「今日これだけできた」という自信を持つことが大切です。焦らずゆっくりと続けることで、作業に慣れる方も大勢いらっしゃいます。
続けて通うことができるか不安です
脳卒中(脳梗塞・脳出血)の後遺症の場合、著しい体力の低下が起こっているケースは多く見られます。「休んでしまった」と気に病むことはありません。
 
お休みをしても大丈夫なので、まずは無理のないペースで続けることを目標にしましょう。なお、送迎サービスや昼食準備のため、お休みの場合には朝8時半までにご連絡いただくようお願いします。
見学や体験はできますか?
はい、見学はもちろん、一日体験の他、体力が不安な方向けの半日体験コースもご用意しています。実際の作業や雰囲気を見るためにも、お気軽に体験してみてください。当サイトの「お申し込み・お問い合わせ」フォームまたはお電話にて受け付けています。